11月12日 土曜日、
長崎リハビリテーション病院一階ロビーにて、
ラウンジコンサートを行いました
コンサートの前日は雨が降っていましたが、
当日は、雨も上がり秋のコンサート日和となりました
今回のコンサートは2部構成でした。
1部 筝&尺八
(筝)菊昴雅 奈泱(きくすが なお)さん、
(筝)菊詩華 紀美江(きくしげ きみえ)さん、
(尺八)山本 茜山(やまもと ぜんざん)さん。
曲目
・讃歌(沢井忠夫作曲)
・鷹(沢井忠夫作曲)
・雁(山本邦山作曲)
・ことうた(水野利彦)〜早春賦、茶摘み、赤とんぼ〜
1曲目の「讃歌」は、
筝の独奏になります。
筝の演奏というと、お正月などに流れる雅な印象を持っていたのですが、
「讃歌」は力強い部分もあり、
今まで抱いていた筝のイメージとは、ひとあじ異なる1曲目でした。
続いて、「鷹」
今年の干支、申年も残すところあと2ヶ月あまり。
来年の干支は・・・酉年ですね
酉にちなんだ曲目ということで、演奏していただきました。
筝の2重奏です。
独奏のときとは異なり、筝の音の重なり合いがさらに深まり、
曲を聴くだけで、まるで一つの物語を感じるような
筝の魅力をより一層感じる演奏となっていました。
3曲目「雁」
こちらは尺八の独奏になります。
尺八の音はとてもやわらかで、
日本人なんだな〜ということを改めて思い起こす音色でした。
ゆったりした曲調から、激しい曲調へ、
間近で聞いていてとても迫力がありました
1部最後の曲、ことうた〜早春賦、茶摘み、赤とんぼ〜では、
皆さん歌ったこともある曲という事もあり、
一緒に歌を口ずさみながら、演奏を楽しまれている方もいらっしゃいました
誰もが聞いたことのある歌ではありますが、
筝と尺八にかかると和の趣が加わり、
いつもとは違う新鮮な雰囲気を楽しみました
続いて2部の演奏です。
2部 ソプラノ&ヴァイオリン&ピアノ
(ソプラノ) 北川 クミさん、
(ヴァイオリン) 齊藤 亨(さいとうあきら)さん、
(ピアノ) 森 裕子さん。
曲目
・私を泣かせてください(ヘンデル)
・落葉松(作詞:野上彰、作曲:小林秀雄)
・ユーモレスク(ドヴォルザーク)
・チャルダッシュ(モンティ)
・愛燦燦(作詞・曲 小椋桂)
・見上げてごらん夜の星を(作詞:永六輔、作曲:いずみたく)
ソプラノ&ヴァイオリン&ピアノの演奏は
1部とはまた違った雰囲気で、
美しく、優雅な演奏でした。
1曲目は「私を泣かせてください」でした。
ソプラノの美しい歌声と、ピアノ・ヴァイオリンの音色に、
会場は一気に引き込まれました。
2曲目は「落葉松」です。
作詞家の野上彰氏がこよなく愛した軽井沢で書かれた曲だそうです。
8行の短い詩なのですが、北川さんの美しい歌声に
会場は歌の世界感に引き込まれました。
3曲目と4曲目は
ユーモレスク、チャルダッシュ
を演奏して頂きました。
ピアノとヴァイオリンの美しいハーモニーに、
みなさんうっとりです
軽快な曲調の部分では、会場一体となって手拍子をしました
3曲目と4曲目は、
愛燦燦
見上げてごらん夜の星をです。
愛燦燦はピアノとヴァイオリンでの演奏です。
優雅で、心に沁みいるメロディーとても感動しました。
見上げてごらん夜の星を
こちらもみなさんおなじみの曲ですよね。
ソプラノの美しい歌声、
優しくも力強さがあり、迫力がありました
そしてなんと この日はアンコールに応えて頂き、
「夢で逢いましょう」を演奏していただきました。
客席では、素敵な演奏とともに
ときおり一緒に歌を口ずさみながら聴いている方も
いらっしゃいました。
患者さまやご家族さまからも
「楽しかったね、コンサート来ることができてよかったね」と
喜びの声を頂きました
1部では雅で自然の美を感じる雄大な和の雰囲気を、
2部ではしっとり優雅な雰囲気を味わうことができ、
素晴らしいコンサートとなりました。
出演者の皆さま、素敵なひとときを
ありがとうございました。
次回のラウンジコンサートもお楽しみに♪